高原マジック

20060626-nacky04鳥たちのさえずりで自然に目が覚めた。カーテンから微かにもれる光は弱く、まだ朝が早い事がわかる。時計を見ると4時半だった。気分が良いのでそのまま起きて、車の中で寝ている2匹のために散歩に行こうと思った。丁度雨が降り始めたらしく、ペンションのドアを開けると、ポツポツと雨が落ちてきた。2匹とも大喜びで車外に飛び出した。高原の木々が青々と茂っているから、木の下に雨は落ちてこない。雨の降り注ぐ音と小川の流れる音、鳥たちのさえずりを聞きながら快適に散歩。ギルがいるから長くは歩けないけれど、何て健康的で柔らかな時間が流れているのだろう、、と思わず深呼吸をした。雨が降っているのに、自分には雨があたらない。何だか木々に守られているような不思議な感覚を感じて、ストレスが体全体から溶け出して流れてしまった。これこそ、自分が求めていた休日であり、癒しだなぁ、と実感。移住計画を本気で練ろうと思った。


ペンションのオーナーは「今朝は鳥がウルサカッタね」と言う。なんのなんの、東京から遊びに来た田舎モンは、そんな鳥の鳴き声も嬉しいのよ。
久しぶりの北軽井沢レアールでした。雨は10時頃には小止みに。ただ、犬達を遊ばせる雰囲気でも無いので一路東京に。途中「おぎのや」で昼食用の釜飯とお土産の玄米せんべいを購入。このお店の付近には可愛い猫がいたはず。ぐるりと周囲を見渡しても姿が見えなかった。今年の冬は乗り切れなかったのか、と切なく思っていたら、遠くに発見。香箱を組んで高台から私を見下ろしていた。相棒が車に常備してあるカリカリ(試食用)のありったけを出してくれたので、猫ちゃんに出してあげた。喜んで食べていた。後ろ髪を引かれつつ、お店を後にした。
とにかく、ノンビリできた。いい旅だった。ギルの体力が今後も続くといいと思った。写真はナッキー。

Leave a comment

Your comment