善意の果てに

善意の果てに電車に乗って座れちゃったりすると落ち着けない。長距離のときは流石に座るけどさ、程ほどに混雑している電車に立っている方が気が楽。今日はそんな理想的な混み具合の京王線に乗って都心へ出向いた。一緒に乗り込んだオバサマが、私の斜め前のちょいキツメのスペースにはまり込んだ。するとその後、おばあちゃんが乗ってきた。シルバーシートはあいにく空きが無かった。残念そうにおばあちゃんが辺りを見回した。でもダレも譲らない。今日は私も立っているから譲れない。おばあちゃんは、戸袋近くの手すりにつかまって立っていた。いくつか駅を越えた頃、狭いスペースに座ったおばちゃんが、何故か立っている私に話しかけてきた。音楽を聴いていたので何を言われたか判らず、聞き返すと「私が席を立つからおばあちゃんを座らせて」という事らしい。ニコニコして「どうぞ」と答えた。でも心の中で、そもそもそんなこと私に断らなくても良いのにさぁ、と思った。おばあちゃんを差し置いて私が座るわけが無い!!
 でも、おばあちゃんはそのおばちゃんの親切を断ってしまった。「次の駅で降りるから」ということらしい。行き場がなくなってしまったおばちゃん。席に戻るに戻れない(笑)。結局席には全く関係の無いヒトが座ってしまった・・。ヒトの善意は時にうまく働かない。でも、もう少し早く席を譲ってあげてれば、お互いが良い気持ちに成れたかもしれないね~。残念だったね~。
 
善意の果てにそれにしても東京都内だけど、板橋区・西台。遠いね~。10時過ぎに職場を出たのに、30分の食事時間以外は全て移動時間になった。それでも集合時間の13時をちょっと過ぎてしまった。イヤハヤ、びっくり。