強運の持ち主

不幸を背負って生きるモツコ運がいいのか、その反対か?
最初に保護してくださった近所の方によれば、もっちゃんは高さ5~6メートルの崖から空き地に転落したのだそうだ。もっちゃんは盲目のため、不幸にも足を踏み外してしまったようだ。たまたまその空き地で犬を遊ばせていた方がそのまま保護し獣医に連れて行ってくれたのだった。
獣医師によれば「ショック状態から復活」する確率もあるから1日待ってみたそうだ。だが症状にはコレといった変化は無い。ただ、もっちゃんの表情が多少落ち着いたくらいだ。夕方獣医師の元を再び訪れ今後の治療について話し合った。
とりあえず「詳しくはネットでPEG療法を調べてね」と言われ、ポリエチレングリコール(PEG)の投薬療法お願いすることに。(PEGの静脈注射)
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PEGについて(Purdue University)→vet.purdue.edu€(English)
技術開発機構のページ→HeadLine 947号(PDFで項目の14番目)
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思えば、モツコは茨城県内で保護したときも、悪臭を放つ大きな腫瘍をぶら下げ放浪していた。数十回の大手術や、抗がん剤投与を耐えたその後、我が家のバカ犬に噛まれたり、野良猫に引っかかれたりで、やがて視力やら聴力やらを失って、その都度けなげに生き抜いてきた。今回も高い崖から落ちて、一命を取り留めるなんて何たるヤツだ。モツコあらため、サバイバーとでも名づけてやろうか、と思う。
PS. 獣医師の所で捨て猫のヤセのチビを見せてもらった。「もうちょっと元気にしてから・・、電話します」と先生に言われた。えぇ、引き受けますとも!よろこんで!