ぎる・その２
朝、預けて夕方引取り。
夕方先生から電話があり、「治療はしませんでした」。
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腎臓の数値は検査すれば恐らく振り切っているだろう。
辛い思いをさせるのも、どうかと思って。
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私はギルの覚悟を尊重したい。
後は好きなように、好きな場所で最期を迎えてほしいから
家につれて帰った。「いつもの場所」で今は目を見開いて
横たわっている。
お願いだから、苦しませないで！！と神様に祈るだけ。
ギル
今日は日曜日出勤の振替休日を取得。
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昨日から、ギルの調子が悪い。というか最悪に近い。
食事を取らず、一生懸命口を開けさせて心臓薬と利尿薬を
飲ませても飲まない。4,5回頑張ったけれど無理だった。
吐き出されて、悲しい顔をされた。
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私は、ギルのいわば覚悟を見せられているような暗い気持ちに
なってしまった。でも、余命半年宣言をされてからまるまる2年が
経過した。もし、これで何か起こったとしても良く頑張ったと褒めて
あげたい。
