残るは後悔ばかりなり

さよならナッキー

お昼に同僚と介護と育児の話をした。
育児は先が読めるけど、先の見えない介護は辛いね、って。
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職場から帰宅途中、ベビを拾って家へ。ベランダに干した洗濯物を取り込むときも、ナッキーが目を覚まして騒ぐといけないから、抜き足差し足で静かにしてた。
相棒が帰宅し、2人でベビの面倒を見てベビの入浴終了。だいたい7時頃。いつもこの頃、ナッキーが「夕ご飯ちょうだい~っ!!」と鳴きだす時間。今日はいい子で静かだ、何て思っていた。
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ナッキーにあげるマグロのお刺身を片手に相棒が2階の部屋へ上がった。そして、目を真っ赤にして降りてきた。
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ナッキーが死んでしまった。

ワタシなんて、今日、一度もナッキーの顔をみてあげていない。
うるさく鳴いたとき強く叱ったと事もあった。寝たきりになったナッキーの介護は常に相棒任せだった。気まぐれにおやつをあげたり撫でたりするだけになっていた。
本当にごめんなさい。もっと快適に、もっとやさしく接してあげて居ればよかった。食欲もあって良く鳴くし、まだまだ頑張って生きるだろうとたかをくくっていた。

余りにも突然で、何だか後悔ばかりだ。

でも、一つだけ不思議なことがある。
ギルの命日と同じ日にナッキーが旅立ったこと。単なる偶然では無いと思ってしまう。
きっとギルがナッキーに「苦しむことを止めていい」と伝えにきたに違いない。