ダブルなないろ

土曜日・出勤・残業(6時まで)。気持ちのいいくらい青空が広がっていて、久しぶりの日差しがまぶしいほどだった。午後になり、ふと外を見たら空は真っ黒で土砂降りの雨になっていた。そしてまたふと外をみたら、雨が止み日が差していて、大きな虹が東の空に二つもかかっていた。思わず窓辺に近寄り、その美しさをたたえた。


夜家に帰ったら、休みだった相棒がギルを先生の所から連れ帰ってくれていた。今回、腹水が3.2りリットル抜けたそうだ。新記録だが、状態は「良いよ」とのことだった。おおよそ2週間に1度の割合で腹水を抜きに行っているが、今回は20日振りだったので、それも影響しているのかも。
それから、明日に回そうと思っていたまるちゃんの増血剤注射も行くことに。こちらは塩梅があまり良くないので。治療を「諦める時はいつでも言って下さい」と言われた。なんのなんの。「アメリカだったらこの状態で安楽死を進めまてますね。でもまるちゃんはまだまだいけますよ」だって。安楽死についての考え方は先生の方針と私は異なる。どちらかと言えば安楽死に対して非常に慎重な「行きつけのいつもの獣医」さん寄りかな。人間だったら、自分の意思が伝えられるけれど、動物はそれが無理だからね。先生によっても病気に対する「安楽死」についての考え方は色々だ。学業を修めてきた大学や、研究室の影響も少なからずあるのだろうな。
何につけても命を強制的に奪う手段は好きになれないな。特に現代日本の「動物行政」ね。

Leave a comment

Your comment