残るは後悔ばかりなり

さよならナッキー

お昼に同僚と介護と育児の話をした。
育児は先が読めるけど、先の見えない介護は辛いね、って。
::::
職場から帰宅途中、ベビを拾って家へ。ベランダに干した洗濯物を取り込むときも、ナッキーが目を覚まして騒ぐといけないから、抜き足差し足で静かにしてた。
相棒が帰宅し、2人でベビの面倒を見てベビの入浴終了。だいたい7時頃。いつもこの頃、ナッキーが「夕ご飯ちょうだい~っ!!」と鳴きだす時間。今日はいい子で静かだ、何て思っていた。
:::
ナッキーにあげるマグロのお刺身を片手に相棒が2階の部屋へ上がった。そして、目を真っ赤にして降りてきた。
:::::
ナッキーが死んでしまった。

ワタシなんて、今日、一度もナッキーの顔をみてあげていない。
うるさく鳴いたとき強く叱ったと事もあった。寝たきりになったナッキーの介護は常に相棒任せだった。気まぐれにおやつをあげたり撫でたりするだけになっていた。
本当にごめんなさい。もっと快適に、もっとやさしく接してあげて居ればよかった。食欲もあって良く鳴くし、まだまだ頑張って生きるだろうとたかをくくっていた。

余りにも突然で、何だか後悔ばかりだ。

でも、一つだけ不思議なことがある。
ギルの命日と同じ日にナッキーが旅立ったこと。単なる偶然では無いと思ってしまう。
きっとギルがナッキーに「苦しむことを止めていい」と伝えにきたに違いない。

Comments (2)

みいしゃ11月 3rd, 2010 at 14:03:14

泣かないで、後悔しないで・・・って残された側はみんな泣いて後悔します。
私もそうでした。

でもね、人間家族と死ぬまで一緒に居られたナッキーちゃんは・・・これ以上の事はないと思います。
ギルちゃんも待っているでしょう。

「またね」ってさようならは言いません。

samaru11月 3rd, 2010 at 22:50:23

臨終の際、苦しまなかったのかとても安らかな寝顔に、少しだけホッとしました。

帰宅して、洗濯物をしのび足で取り込んでいたとき、カタカタとナッキーの居る部屋から音がしたような気がしたのです。でも、覗いてもあげなかったんです。
呼んでくれていたのかもしれないのに。

それをとても後悔しています。

ただ、相棒がその日のお昼に家に戻ってナッキーの面倒を見てくれていました。元気は無かったけれどいつも通りの様子だったと言っていました。恐らくその後しばらくして息を引き取ったのだと思います。一緒に居てあげられなかったのも残念でした。

Leave a comment

Your comment