face of demon

本格的な悪魔には遭遇したことは無いけれど、身近には小さな悪魔があちこちに。
当然、見る人から見れば、自分もそういう立場になることもあるわけだ。

最寄り駅から自宅までのバスを待っていた。バス停には背もたれの無い長椅子があって、バス待ちをしている人が座っている。私がバス停に並んだ時にはその椅子は満員で、既に数人が立待ちをしていた。私はその後に並んだ。しばらくしたら、私の後ろにも列ができていた。すぐ後ろは買い物袋を持ったおばあさん。間もなくバスが来た。座っていた人も立っていた人たちの列も徐々にバスに向かって歩き始めた。

その途端、後ろのばあさんがおもむろに椅子に買い物袋を置いた。そしてその後、よっこらしょと椅子をまたいだかと思うと「当たり前」のような顔をして、はるか前方の列に横入り。周りの人もビックリしていたが誰も注意をしなかった。(私が横入りされた立場なら文句言うぞ)。
事もあろうか杖をついた足の悪い人の前に更に割り込んだ・・・・。

それを見ただけで気分悪いのに、なぜかそのばあさんの座席の後ろに座る羽目に・・(ちなみに待ってた人全員バスに座れたよ。横入りする必要全くなし)。2人席を自分と荷物とで占領したばあさん、混んできても荷物を膝に乗せるような人じゃない。しかも、バスの窓に引っ付いていた羽虫を指で潰したかと思うと窓枠にゴシゴシ指を擦り付けていた。

あーーー、やだやだ。あーーー、やだやだ。

私の素敵な一日が台無し。地獄の底に突き落とされたくらいに嫌な一日になってしまった。ばあさん、頼むよ。

手本でいて欲しいんだよ。悪い見本になるんじゃねーよ。ったく。しかも同じバス停で降りたしぃ。

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