夜空の星を・・。

白馬での星空観測(曇ってたけど)に味を占めたのか、相棒に天体ブーム到来。
双眼鏡を片手に「そうだ、御岳山に行こう!」というのでおにぎり握って夕方出発。
最終のケーブルカーに乗って、散策して星を見て、下山は徒歩で駐車場まで戻る計画。

蒸し暑い日だったけれど、風も少しあって歩くにはそれほど悪くない。ケーブルカーを降りてすぐの見晴らしの良い広場でしばし休憩。下界の夜景がきらきらと輝いてきた。双眼鏡片手に夜景を眺めていると、娘が「スカイツリーかな?あれ??」という。よーく見ると、まさしくソレだった!見えたよスカイツリーが御岳から!!すんばらしい。
私的にはこれでもう下山でいいんだけど、え?神社まで行きますか??
御岳山の集落は、宿坊が多いけれど、コロナの影響かな。それほど宿泊客を見かけない、というか19時頃でも人がいない。とても静か。家家からは、食事の準備やお風呂の香りも漂ってくる。
御岳には何度か来ているけれど、一度も泊ったことがない。1泊でいいから泊ってみたいな。
神社にもひと気が無く暗い。星が良く見えだした。神社にて夕ご飯(おにぎり)。1人2個ずつ、と思って6個握ってきたら、あっという間に娘が4つ食べちゃった・・。
お参りと食事がすんだあと、そこから歩いて15分くらい先の長尾平に向かう。山が開けているので眺めが良いらしい。そして星空も観測できるとな。
長尾平の手前にお店があって、真っ暗な世界に明るい光。週末は営業していて、宿の宿泊客がこれから飲みに来るという。気さくなおじさんと会話を楽しんだ。

で、肝心の星空。夏の大三角形は見えた。天の川は良くわからない・・。だが、しかし、月が煌々と輝き、双眼鏡で除くと模様がクッキリ!!月にウサギがいるだとか、本を読むおばあちゃんだとか、確かに月にいることを確認できた。そりゃぁもう見事なくらい。いつまでも見続けていられるくらいきれいだった。

だが、しかし。あまり夜遅くなるのも良くないから下山することに・・。御岳の下山ルートはかなり急こう配。山の上の集落まで車が入るから舗装はされているけれど、そのせいもあって、足に来る「下り坂」。しかも今の季節、なぜか便所コオロギ<カマドウマ>がうじゃうじゃいる。うっかりすると踏みそう・・。
そして、道の両脇にそびえたつ「木々」がまた太くてしぶい。明かりは集落を過ぎると無くなるので頼りになるのは懐中電灯。木々には番号が打ち付けられている。なるほど、「上り」だったら頂上を目指してカウントダウンしていけば、登山の励みにもなるわけだ。だが、下山ルートだと最終番号が何番なのかわからないからさっぱり励みにならん。みんなで「300?」「500はいかないよね?まさかね」とか予測しながら歩く。
300本目の木なんてあっという間。500も過ぎちゃったよ。もはや番号なんてイライラする原因にしかなりゃしねぇ。
最終的には「786」が一番最後の番号でした・・。恐るべし御岳山。


ようやくの思い出下山して駐車場について驚いた!!
駐車場、門が閉まってるよ。19時閉門・・・開門は7時10分だって。
あれ?あたしたち、どうやって家に帰るの?19時閉門が何でもっと大きい字で書いてないのよ!
駐車場のベンチで野宿を決心。
相方はタクシーを呼んでいる。
門、開けてもらえないのかな。
事務所みたいのあるけどな。
でも、野宿もおつなもんでしょ。
車目の前に止まってんのに、タクシーに乗るなんて嫌。

色々考えが廻ったところで、事務所に連絡が付きました。

ご迷惑かけて申し訳ありませんでした。

足は棒のようになったけど、楽しい登山でした

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