キャンパス捕物帳

駐車場からオフィスに向って歩いていたら、仔猫の叫び声が聞こえた。何やら必死の訴えのように思えてならず、立ち入り禁止の柵を超えて空地の中へ急いだ。そして発見。小さくうずくまった真っ黒な仔猫。野良の子?私を見ても逃げない。捨て猫??どっちでも、いいや。捕獲しなくちゃ。捕まえたら今日は半休を取ろう、とか、駐車場までどうやって連れて行こうか?などと思いつつ抱きかかえると、案外素直に腕の中に収まった。その子は意外と小さくサブロクと同じくらい、2,3ヶ月ってとこ?そんな風に考えていたら、激痛。いきなりもがき出して私の両手に必死の抵抗。噛まれるくらい何じゃ!ここで手を離したら終わり、と思って私も踏ん張った。けれど、小さき子の抵抗にかなわなかった。一瞬手を離してしまい猫はU字溝の中を一目散に去っていってしまった。はぁぁぁl・・。両手から流血。


昼、弁当の中身のカジキマグロを半分残して、再び彼の地へ向った。ニャオ~と泣くと返事が聞こえた。まだ朝居た付近に居るようだった。発見したけれど、警戒心が強くなっていて遁走された。悔しいから、カジキマグロはU字溝に置いてきた。そして、覚悟を決めて、仕事終了後の6時頃、相棒と二人、捕物グッズを持って三度出直した。猫は同じ場所で鳴いて居やがる。相棒は網。私はバスタオルと猫缶。かなり警戒していた。詳しくは書かないけれど連携プレーにてようやく捕獲。ホッとした。その後獣医さんでとりあえずノミ取薬をつけてもらった。猫は我家に来てカルバートと名づけられた。U字溝の中に居たから、ゆーじ君(オスだった、ガッカリ。)でもいいかなぁ、と思っている。

捕まえてみたら、サブロクより2回りくらい小さかった。生後45日前後ってとこか?同じ場所から全く動けなかった所を見ると、きっと人間に、その場所に捨てられた可能性が高い。職場には、2,3日前から鳴き声が聞こえていた、と言うヒトもいた。私が発見した場所周辺には確かに野良ちゃんはいるんだけれど、地域のヒトの協力で全て避妊・去勢手術は済んでいるはず。心無いアホウが遺棄したに違いない。そんなヒトには私から、呪いをプレゼント♥

車検。担当者がどう見てもネジが緩んだヒトっぽい。ちょっとイヤ。天下のトヨタさん、廃車にするぜ。

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