私にはどうにもできない

愛しのさぶろく

さぶろくが逝ってしまった。家族の誰も待たずに。

年のせいかだんだんと痩せて来たさぶろく。今年に入ってすぐ、ぐったりとしたことがあって、かかりつけ医に連れて行って血液検査をしてもらうも腎臓の数値等に問題は無かった。とはいえ、痩せすぎて血管からは十分に検査ができるだけの血液が採れない状況で簡易検査だけしかできなかったけれど。その時は輸液をしてもらって帰り、何だかんだとその後は元気が出たようだった。

ただ、何となく調子は良くなさそうに感じていた。暖房の効いた部屋から出て、涼しいっていうか寒い場所に横たわることも増えた。もうすぐ17歳になるし、仕方ないことなのかも、とも思っていた。その時は2月半ばくらいまで頑張れるかどうか・・と思った。

でも、ひょうひょうとして、キッチンの出窓に飛び乗って私から「何か美味しいもの」を貰うまで待ったり、夕食の時は私の隣に座っておこぼれを欲しがったりいつもどおりの様子が続いた。ただ、先週末からやっぱり様子が変なので、週明けには先生の所へ連れて行って、輸液をしてもらうおうと考えていた。

キッチンの出窓に飛び乗れなくなったのがやっぱり3日ほど前。その都度抱っこして載せてあげてた。

2階に上がってくることも減って、寂しいと思っていたけど、階段を登るのはしんどいのだろうと私もあきらめていたし、そろそろ私が布団を1階に持って行って一緒に寝てあげたほうがいいなぁと、ぼんやり考え始めていたんだよ。

それなのに今朝、ふと気が付くと、さぶろくが枕元で私を見つめていた。思わず抱きよせて、「偉いね、ここまで来れたんだね。元気出たね」と、しばらく腕枕でまどろんだ。幸せな時間だった。今日が在宅勤務だといいのにね。明日は在宅だから一緒に居ようね、だから、今日仕事から帰ったらお医者に行ってみようね。と声をかけた。

間に合わなかった。娘が学校から帰宅して倒れているさぶろくを見つけた。生きてると思って撫でたらもう・・・。汚れた体をふいてくれて、ペットシーツに寝かしてくれた。娘が言った「さぶろくは、いつもママが座る場所の方を見ていたよ」と。

今日は定時に仕事を終わらせてダッシュで帰宅した。あっけない。本当にあっけない。でも、16年前の私の誕生日に目も開いていないこの子を保護してから今日まで、一緒に生きてこられて幸せだった。さぶろくは私の大切な長男で、一番良きパートナーだった。支えてくれてありがとう。お前がそばにいないなんて。

大好きだよ。

2泊3日の無断外泊

よつはは1月9日の夕方逃げ、その時点で相方は行政方面に複数電話をかけ迷子犬を報告するも「休日」を理由に「週明け」に再度連絡を・・という回答を受けた。

お役所だもの。

それはさておき、よつはの逃走の件は、あっせんしてくれた愛護団体やら、私の通っている鍼灸院やらがSNSで呼びかけを行ってくれた。相方は特徴を書いたビラを作成し、それを近所に数百枚ポスティングした。
最近のSNSってすごいね。色々な情報が寄せられて来た。遠くは隣県からも目撃情報が。いやいやいや、たった1日で数百キロは行かないかも、、、でも犬だしわかんないよね・・。
よつを一時預かりしていた方も10日に来てくれて一緒に探し回ってくれた。もう、へとへとになるくらい探して歩いた。
近所での目撃情報(確かなもの)もあり、それほど遠くには行っていないという確信が生まれた。
でも土曜に逃げて、日曜日もまだ見つからず、不安ばかりが襲い掛かかる。
連休最終日のお昼、地元の警察署には電話連絡したものの、直ぐとなりの市の警察署には届けていなかったため、近いし直接遺失物届に行ってくる、と相棒は出かけて行った。

そして、警察署に着いて、届け出を書いていたところ「今、1匹いるよ~」と声をかけられ、見に行くと檻に入れられた「よつは」を発見。誰かが保護してくれて警察に連行されたとのこと。でも、やはり休日なのか担当者不在で詳細が分からない。後日改めて教えてもらうことにして、よつはを家に連れ帰ってきた。

我が家の不良娘は、土曜に逃げてから2泊3日の無断外泊、で、お縄。

ペグやん

ペグは2007年7月、かかりつけの獣医さんからやってきた三毛。
可愛かったけど、避妊手術をきっかけに太り始め、気が付けばアザラシ体系になってしまった。でもやっぱり可愛い。
我が家に来て13年。ここ数か月にめっきり痩せた。
何となく排便に問題があるように見える。
昨日から吐きまくっている。機嫌も気分も悪いようで、唸ったり大きい声で鳴いたりしている。

痩せたこともあるから、心配。どこかが痛むのだろうか・・。
明日ってか、もう今日か・・かかりつけに連れて行こう。出勤しなくちゃいけないけど、朝一で。

犬prt.3喰うか?!

トライアル2日目。
全く飲まず食わずのまま。今日は日中は1頭でお留守番。ま、猫どもは周りにいるけどね。

娘が学校→学童の流れを早めに切り上げて家に戻り、面倒を見る予定。
愛想もなく、表情の薄いこの「犬」のことを果たして可愛がるのだろうか?と訝る気持ちはあったけれど、かなりねばりづよく付き合っている(まだ2日目だけど)。
朝は7時近くまでゴロゴロしていたのに、1時間も早起きして、相方を起こして早朝散歩へ。部屋の外でも怖いと歩かないので抱っこ(12キロ弱)したり、クレートごと引きずって玄関まで連れってたり工夫してる。
あ?あたし??
ね、寝てますよ。朝ご飯用意する時間が取れるギリギリまでね・・。夜の散歩は私が一緒についていく。人の左側を歩くルールをきっちり守って、人が左になったり、少しでも後ろに下がったり、するととたんにパニックを起こす。体を縮こませて物陰に隠れようとする。

夜になってもフードに全く手つかず。前に居た犬たちだったら瞬殺だったご褒美のジャーキーも食べない・・。うーーーん。ひょっとして・・と思って鶏ひき肉を茹でた。それをさまして、手に取って口まで運ぶ。ペロペロ舐めた。よしっ!とボールごと鼻っ面に差し出すと、最後までぜーんぶ食べました。

よし。明日はフードを混ぜよう!

犬prt.2

今日の朝、譲渡犬が連れられて来た。一緒に散歩して、注意事項を聞いてトライアル開始。
もともと人見知りで鳴かず騒がず、自分のクレートから出ない子だと聞いていたんだけど、これほどまでとは・・。
食べていたというドッグフードも全く手つかず。何も食わず。
パニックを起こして部屋の隅に逃げ込もうとした先にいた「うんじゃる」に大歓迎の強烈猫パンチを喰らうも、反撃も何もせず・・。
ただもう、自分の居場所のクレート内に引っ込んで出てこない。存在を消している感じ。この子がはしゃいだり、しっぽを振ったりする日がくるのだろうか?

長崎県の多頭飼育現場から保護され、しばらく長崎県内で保護生活をしていたとのこと。縁あって東京の愛護団体に引き取られ1か月程度が経過したと聞いたけれど、いったいどんな生活をこれまでしてきたのだろう?物音がすると起き上がって警戒する。目は遠くを見ている感じで感情が読み取れない・・。

苦労したのかね?
怖い思いもしたのかね?
性格を形成する年齢の時に、人にかまってもらうことが無かったのかね?

とにかく少しでも早く慣れてくれ。猫たちと仲良くしてくれ。
そして安心してちょうだい。娘も私も、絶対いじめたりはしないから。

犬を飼うはめ、否、ことになりそう。
室内飼育。家には猫がいるでしょうに。
私はあまり乗り気じゃない。

でも、飼うことになりそう。
里親会に参加してきた。手広く活動しているところなのかな?
人がたくさん来ていて驚いた。犬が大人気。ブリーダーから繁殖引退→飼育放棄とかも多いみたい。
同じ会場で猫の保護団体も里親会やってたけど、私、猫見ちゃうとあれだから・・・。
心を鬼にして見ないようにした。でもフードの寄付はしてきた。
みんなに幸あれ。

おもかげ

2017年5月に死んでしまった黒パパの忘れ形見。
りんちゃん。黒猫。
黒パパはもう1歩のところで家猫に成れるはずだった子。
そのおもかげを存分に引き継いだりんちゃん。

日記を書く私の足元に来て寝ころび、じっと私を見つめる。
まるで居間の窓を開けたとき、サッシに手を伸ばして私をジッと見つめた黒パパのようだ。

その視線に面影を感じる。

りんちゃんは、やっぱり黒パパの子なんだね。
声を掛けたら白い歯を見せて声を出さずに「ニャー」っと鳴いた。

くろくろシスターズ

3年前ほどに保護した猫4兄妹のうち、2匹は黒。くろくろシスターズ。
しっぽがスラっと長いのがスーちゃん。鍵しっぽがリンちゃん。本名はスーが「すず」でリンは「りん」。あだ名はスーが、スーちん、とかアウンサウンスーチンさん。で、リンちゃんは「りんしゃん」や「白パン」。時々フィンガーファイブ風に「♪リンリンリリン♪」と歌ったりする。ごめんね。昭和の君しかこの意味わかんねぇだろーなぁ。

もともとこのくろくろシスターズは甘えん坊なんだけど、最近、リンちゃんの甘えがすごい。
どこへ行ってもついてくる。洗濯を干しに2階に上がったり、汗だくだくでオンラインyoga(自宅で自然とホットヨガ)をしたりするときも必ず私の右側にいる。今ももちろん、右側で毛づくろい中。
下半身おなか側にまるでパンツのような形の白い毛が生えているので「白パン」なんだけど、今、白パンメンテ中(笑)。
そしてやきもち焼き。おしっこの始末が悪く、オスのようにマーキングする。これさえなければどこに出しても恥ずかしくないくらいのカワイ子ちゃん、なんだけどねぇ。

今日は相方と娘は天然石を見に車で馬喰町まで出かけて行った。私は、点検を済ませたバイクに乗って、ちょっと遠くのスーパーまで。ついでにコンビニによってアイスコーヒーとサンドイッチをゲットした。
バイクだとアイスコーヒーの持ち帰りが難しいなぁと思って、マグボトルを持ってって移し替えた。ナイスアイディア!家に帰るまでおいしい状態を保てたよ。入れ替えるときちょっと恥ずかしいけどね。

スーパーでは新生姜をゲットして、梅を付けた後の残った梅酢に漬けた。半日漬けただけなのに、もう最高においしいショウガの出来上がり!!
時間があるっていいねぇ。

flowers for mineko

コロナの影響で、例年7月の定期人事異動が8月にずれ込んだ。
ふーん、って聞き流してたら、私、異動だってよ。
—-
ちょっと今、ようやく仕事が面白くなってきたんですけど~。
今の職場に慣れるまでには、なぜかとても時間がかかった気がする。

でも、今日素敵な花束をいただいた。
コロナの影響で送別会はできないけど。

余りにもきれいな花束なので、みねこに供えさせていただきました。
明日になったら、私の部屋のスピリチュアルエリアのみんなの前に供えるつもり。

お花、ありがとうございました。
———
考えてみると、みねこは寝室に来ることはおろか、一緒に寝るなんてことをしなかった、と記憶している。
いつも自分の好きな場所を見つけて、そこで寝てた。キッチンの冷蔵庫の上がお気に入りだったよね。暖かいし。
いつしか、そこに登れなくなり、次は居間においてあるキャットタワーの上にあるキャットハウスだったね。
ちょっと前に、そこにも上れなくなったんだよね。不思議と2階の私の寝室に来ていることが多くなって、
足元でまるくなってたね。いつも手の届く場所にいるようになったよね。
私には、それがとても不思議だったんだよね。

最後の最後に一緒にいたかったのかね?
私はいつでもwelcomeだったよ。
みねこのその気持ち、うれしかったな。

ミネコしゃんしゃん、ミネコしゃん

私が寝ている間に、ミネコが逝ってしまった。
土曜日、午前中にかかりつけ医に出向き、新しい輸液を買った。
液体の栄養剤をシリンジで上げたけれど、もう胃が受け付けてくれない、いらない。と、みねちゃんが言い、わずかばかり口に含んだ栄養剤を吐いた。

そうだね、明日から最後の日までは輸液だけにするね・・。

そう頭を撫でたのに。

使い古しのシーツを半分に切ってペットシーツの上に重ねてベッドを作り、自分の布団の隣においた。手を伸ばせばミネコの頭にすぐ届く。
静かに呼吸をしているミネコを確認して夜中の1時半ごろ眠った。

途中目が覚めたから暗がりに手を伸ばして頭を撫でた。かすかに唸るような、低い声で鳴いた。おなかを撫でると呼吸をしている。

あ、まだ生きてる。大丈夫だ。良かった。と再び眠った。

朝、4時半、目が覚めた。ミネコを見た。私の方を見つめている。ハッと起きて体を撫でた。

呼吸が止まっていた。

ミネコは優しいね。私を眠らせてくれたんだね。静かにこっちを見ながら虹の橋の方へ行ったんだね。

もう、痛くもないし、辛くもないよ。食べたいのに食べられないこともないよ。

18年間、ありがとう。そばにいてくれてありがとう。我が家の最年長記録、更新したよ。

ぽっくりな幸せ

2003年8月に相次いで愛猫を亡くした。
白黒はち割れの「さすけ」と白地メインの「らく」。
さすけは、相方と私が初めて保護した子で、らくは・・忘れもしない当時の勤務地近くの「後楽園」で保護した子。
さすけは10歳、らくは9歳程度。両方とも短い猫生だった。

さすけは、まさに青天のへきれき。予期せぬ突然死だった。
当時、なんの予兆も・そぶりもなく突然逝ってしまったさすけに慟哭し、ショックを受けた。正直恨みもした。
でも、今は、ポックリ行けたことを、良かったことと思える。

さすけ以外にぽっくり逝った子はいないんだよね。FIPやFIV、腎臓機能・・いろいろ。
今は、みねちゃんが病気と闘ってる。

朝、100ml程度の輸液をして、その後1日2回ハイカロリーの液状の栄養剤を強制給餌している。
トイレには行けないから、床の上で済ます。移動スペース自体が狭い範囲なので、ペットシーツを敷きまくって対応してる。
それらは全然苦じゃないんだけど、栄養を受け付けなくなったとき、食べられくなったとき、を想像すると、マジ苦しい。
食べ物を食べられず、死を待つ状況を見るのが辛い。本当につらい。

みねこは今、私の後ろのお布団の上で寝ている。
意識はしっかりしており、呼びかけに応じてくれる。まだまだ頑張れる。
そういうみねこを見ていると私も頑張れる。

明日はかかりつけ医に出向いて輸液を買ってこよう。ハイカロリー栄養食も入手しよう。
1日でも長く一緒にいよう。
奇跡がおこりますように。

みねこ

みねちゃんは猫っぽい猫で人にそれほど媚びず、でも全く甘えないわけでもない。
鼻すじを撫でられるのが大好きで、人差し指で鼻筋をこすろうものなら、グイグイと頭を押し付けてくるのがお決まり。

そんなミネちゃんも、この夏で18歳。ヒトでいえば80歳をゆうに超えるおばあちゃん猫だ。
歳をとるにつれ、少し甘えも強くなってきたように思っていた。
一緒に寝るなんてことはほとんどなかったのに、この2,3週間は私の布団にも乗ってきた。
「あらあら、猫生最後になって、一緒に寝たくなったの?」なんて声をかけていた。

先週末から、何も食べなくなってじっと寝ている。日曜日に顔の左側が晴れていることに気が付いた。
唇の辺りだった。数日前は気が付かなかったのに・・。

今日、かかりつけ医に行った。診療台にのったみねちゃんはめっきり弱って見えた。
体重は1.88キロ。もともと小さな猫とはいえ、少なすぎる。先生も渋い顔をした。
顔の腫れを見た後で、上皮扁平がん(口腔がん)だと思われる、とのこと。
何もしなければ1週間持つか持たないか。

いきなりの宣告に思わず涙が。もうおばあちゃんだってことは知ってるし、今年の年末まで一緒にいられるかはわからないなぁとも思っていた。
でも、いつもひょうひょうとしてさりげなく傍にいる子だから、しっぽが2つに割れてくるまで生きてくれると信じていた。
もっともっと生きて老衰で大往生!ってシナリオだったのに。

みねちゃん、私、つらいよ。

痛いから食べられないよね?
無理に延命するの、酷だよね?

分かっちゃいるけど、先生に出来ることはしようと思う、ただ無理はしないと伝えた。
先生は局部に注射をして、輸液と栄養補給をしてくれた。

何回自分でできるかわからないけど、輸液ももらってきたよ。

みねちゃん、もう少しだけ、一緒にいようね。

あと、神様に。
苦しむことが無いようにお願いします。

くろパパ2号の心根

今、我が家の外猫として、そして自治会の地域猫(たぶん)として3匹の親子がいる。
全員黒。
猫エイズキャリアだし、すごく汚れてて臭いけど、皆勤賞のくろパパ2号。
そしてその子供たちの、レンジ(目がオレンジ色のオス)と、なうん(鳴き声がナウンだから)。
去年、母猫もろとも全部捕まえて、避妊去勢した。
母猫は神出鬼没。でも子供たちが大きくなるまでは、しっかり育ててくれた。
今はくろパパ2号が子供たちを守ってる。

そしてちょっと前から、やせこけた白茶の猫が来るようになった。遭遇するチャンスはあまりないけど、
見かけるときはいつも身を縮こませて、焦ってごはんを食べ、駆け足で去っていくような感じ。

時折、けんかをするような鳴き声も聞こえていた。きっと追い出されてしまうのだろう、と思っていた。

それが、今朝、朝ご飯を置いてあげようと勝手口を開けたら、くろパパ2号が白茶の後ろに座っていた。
そして、ご飯を食べさせている間、隣でじっと待って見守っていた。

白茶は無我夢中でご飯を食べていた。

くろパパの後ろにはレンジがこれまた座って待っていた。

くろパパ2号は、なんて優しいんだろう。子供を見守り、その後は食えてないやせた猫にご飯をゆずっていた。

白茶は未去勢のメスだろうか・・。
やせているってことは子供を産んだのだろうか・・。

それはそれで、心配。

感動しつつも、心配な、4月の冷たい朝。

久しぶりの快感💛

コメントをいただき、さぶろくのことを書いた夜。

にゃんと。

さぶろくが私の布団に寝しなから入ってきました。昨夜は眠られず、布団に入ったのは1時を回ったころ。
お布団の横にそっとしゃがみこんだので、おいでと布団を持ち上げると、スルスルと入ってきて、朝まで腕枕。

あぁ、何て気持ちいいんだろう。
猫のふわふわに頬を寄せて、朝までじんわり。

朝、このままずっと寝ていたい誘惑にかられた。

そうできたら、いいのにな。
そうできたら、良かったのになぁ。

トンカの旅立ち

本日、19時5分。私と相棒と娘の帰りを待って、ひと呼吸ついた瞬間に、旅立った。
17歳と(たぶん)6か月でした。
思えば私が気ままなアメリカ一人旅をした2002年8月、当時相方がお手伝いをしていた河原の猫たちの中にいた2匹の姉弟猫と、ガチャ三毛の3匹を保護したんだっけ。
ガチャ三毛のこねちゃんは、3年くらいで早世してしまったけれど、姉弟猫の「ミネ」「トンカ」はずっと元気だった。

ここ数か月、だんだんと食欲も落ちてきたトンカ。
毎晩一緒に寝ていたね。幸せだったよね。
10月31日の朝まではね。朝起きた私がよろけて、トンカのことを踏んじゃったんだよね。
医者には連れて行って、その後復活したけど、2階には来れなくなっちゃったよね。
最後の2日は居間に寝袋を持ってきて添い寝したね。
朝起きた時、寝袋の上に乗って寝てくれてたね。
ずっと一緒に寝たかったんだね。

若い時はスプレーばかりして、「トンカス」とか「チッチ大魔王」って呼んでたけど、ここ数年はちゃんとトイレで出来てたよね。
寝たきり状態になって、おもらししても、少しも嫌じゃなかったよ。むしろ昔のトンカを思い出して懐かしくて笑っちゃったよ。

今朝、朝日を浴びに抱っこして外に出た時、目がキラキラしてたね。
そのキラキラした目で、ジッと私を見つめてくれたね。

トンカ。
トンカ。
楽しい思い出、沢山ありがとう。踏んじゃったときも声一つ上げなかったよね。
痛いともいわず、怒りもせず、やさしかったよね。ごめんね。本当は痛かったでしょ?ごめんよ、トンカ。

ミネちゃんはまだまだ元気だから、トンカの分も長生きしてもらうからね。

バイバイ、トンカ。またね。

夜な夜な

寒い日が続くけれど、私の夜の布団には猫あんかが数個入るから、アッツ熱。でも、このあんか達、定着するまでにひと悶着・ふた悶着くらいあるから、私が眠れない。

トンカ(17歳)は出たり入ったりを繰り返し、先に誰か(猫)が私の腕枕に居ようものなら、まず入らずに枕元でジーっと待つ。仮に誰もおらず入ったとしても、すぐに出る。しかも、すぐ出る割に、すぐに入りたがり、無視していると肉球で私の口をグイっと引っ張って来る。

くじゃいら(たぶん10歳)は、臆病な子なのだが私の左側の腕枕が好き。一度入ると、邪魔が入らない限りは朝まで一緒。でも、寝る前に甘えが高じて、脇の下をもみもみしてくる。当然、爪も出るので、あたしゃ痛くて眠れない。しばらくは我慢するけど、ずっとは無理。

ヒッキー(2歳)は儀式好きで、私が布団に入った直後にやってきて布団の周りを練り歩き、満足のいくまで撫でさせる。最近は、布団の中にも入りたがるけれど、すぐに飛び出すトンカタイプ。どちらかというと布団の上派。

うんじゃるさん(?歳、保護して4年)は、気が付くと一緒に寝てる。私の体のどっち側でもオッケーな順応性高い派。そして誰かが先にいても気にしない。たいていクロクロシスターズのりんちゃんと一緒に入っていることが多いかな。
もう一人のシスターズ「すず」ちゃんは、朝方1匹でやってきて、左わき腹方面に入り込むタイプ。

みんなかわいいね。本当、眠たいけど寝不足が続く寒い2月。

ジタンやい

ジタンが逝ってしまってしまって、そこはかとなく寂しさが胸に停滞している感じ。
骨になって帰ってきた君を抱きしめると、なんだかまだ本当に君を抱きしめているような気持になる。
ブラッシングが好きだったよね。
緑色の、あのブラシ、形見として持ってるからね。