さすけのチッチ

さすけのチッチここ1,2ヶ月間程、サスケは妙にチッチ魔だった。私の運動靴の中を上手に満たしてみたり、カーテンに引っかけてみたり。やっぱりこれも何かのサインだったのかなぁ。仔猫達が成長したり、ブーちゃんがやってきたりしてストレスと縄張り主張の為なのか、と思っていたんだけれど。
11年強の月日の間にサスケが一番幸せだった時期はいつだったか、を考えて、やっぱりまるちゃんと2匹だけで過ごした93年5月頃から一年程かなぁ、とぼんやり思った。それからは住居を替えるたびに数は増えていっちゃったから、面白く無い事もあっただろうなぁ。
 
サスケの姿が見えなくなって、俄然大人になったのがハッチ君。玄関のお出迎えをキチンと行い、態度が悠然としてきた。頼もしい、と感心している。それと、こならがいじらしくも私を慰めようとしてペッタリくっついてくる。10年連れ添ったまるちゃんは、意外とクールだけれど、やっぱり甘えて近くに居る。それぞれが、それぞれの形でボスの不在に適応しようとしているのかもしれない。