こねちゃん

20060304-kone0504こねはそもそもヒトに媚びるような猫でもないし、野良猫気質1本で通してきた。もともとスレンダータイプだったし抱っこも出来ないので、徐々に体重が落ちてきているのに、早期に気付いてやれなかった。3日間連続で食事をしなかった時にようやく医者に連れて行き、「痩せすぎ」だと指摘されたとき、養い主としての自信を失った。コネちゃん自身も治療を一切拒んだ。持続性の高いステロイドを打つので精一杯。精密検査をしてやれないので、原因の特定が出来ていない。昨夜から再び食事を取れていない。あれだけのストレスを与えることがわかっているのに、獣医に行くべきかどうかまよっている。でも「食べてくれないね~」と呑気に構えていていい状況でないのも分かっている。
やりたくてもできなかったコネちゃんの喉を掻いてやり、耳の前の額を撫でる。ジッとしているコネちゃんを見て、これがコネちゃんの精一杯の愛情返しなんじゃないかと思い、不甲斐なさに泣けてくる。
どうか、元気になって欲しい、と願う。2002年夏・河原出身組。まだ4歳にならない。