私の勘

何をしているか、はヒ・ミ・ツ!ここ数日、朝、仕事に向かうときや昼休みに戻って様子を見て、再び職場に向かうときにには必ず「ギルは私を待っていてくれるはず。」という強い確信があった。ギルを看取ることとなった昨日の朝も、やはりそんな気がしていた。だからそのとおりになって、私が到着して間もなく息を引き取ったギルと、心が通じていたんだなぁ、、と何だか深い絆を感じた。そして、悲しいけれどうれしい気持ちも少しある。
脈が本当に小さくなって消えようとしていたとき、呼びかけに応じてくれたかのように再び強さが増したように感じられた時も、同じようにありがたかった。

12年ほど前に西伊豆山中で、ハンターに見捨てられたギル。ギルを家族とするために、アパートから一戸建てに引っ越した。何しろ頭脳明晰で、控えめで、食いしん坊。頭の上にハートマークの模様がある可愛いギル。いきているもの全てに平等に訪れる死だと判っていても、その度に辛く悲しい。