さよなら

くしゅか
くしゅか

午後1時28分クシュカが旅立った。
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昨日、仕事から帰ってきたら、いきなり歩けなくなっていた。腕が変に曲がって踏ん張れない感じだった。昨日の朝はキッチンカウンターに飛び乗ってご飯をせがんでくれたのに。

信じられない変化に躊躇した。昨晩は残り少ない時間を思いクシュカに添い寝をした。夜中、何度となく体をよじり、歩こうとしていたがダメだった。抱き寄せてクッションに寝せると、何とか力を振り絞って私の枕元まで来て、何度も何度も額をゴリゴリ摺り寄せてきた。子猫時代、私を見ると逃げていたのが嘘のようだった。

今日は仕事だった。片付けることが山ほどあって、お昼では上がれそうに無かった。でも、クシュカにお昼にはいったん戻ることを約束したので、長めにお昼休みを取った。クシュカは律儀にも、私達を待っていてくれた。
もう、意識もなかろうに、最後の一息がわからないくらい穏やかにこの世の衣を脱ぎ去った。