セスジスズメガの死

昆虫は美しい文様を呈す。
幼虫の頃の芋虫なんて、本当に美しい。

セスジスズメガの幼虫も、黒いボディーに赤い模様が入って、とても美しい姿をしている。

野暮用で、本日は仕事を午前で上がり、職場の駐輪場まで向かう途中で、セスジスズメガの幼虫(芋虫)が、道の真ん中でじっとしているのに気が付いた。
こんなところにいたら、炎天下にさらされつつ、誰かに踏まれちゃうじゃん、と思い、植え込みに移動してあげようと、持ち上げた。グニャ、っとしてて体が熱い。すでに日干しされてしまったようだ。植え込みから別の植え込みに異動しようとして日差しに負けてしまった、と推測する。
昆虫にも厳しい夏なんだね。

日陰の植え込みの木の根元にそっと置いた。もしかすると、息を吹き返してくれるかもしれない、とかすかな望みを胸に・・。生きていくって、厳しいね。