台湾2005/09

台北到着

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20050904-SANY075020050904-SANY0761朝早くおきて、9時頃のバスで駅まで。順調な滑り出しでトントンと成田空港まで到着。出発までの待ち時間がとても長かった。中華航空は80%くらいの乗車率で満員では無かった。事故率が他の航空会社よりも高いので(しかも致命的なのが・・)心配だったけれどとてもスムーズに台北の中正空港に到着した。機内サービスも良かったよ。空港からエアポートバスで台北市内まで。このバス、一人100元(日本円換算は×3.5)と安いけれど、運転手のサービスが最低。混雑してなかったからか、あらかじめ渡されたルートとは違うところを走り、車内アナウンスも一切無し。バス停にも殆ど立ち寄らず、市街地真ん中で止まって「降りろ~」と言う。しかも中国語のみで雰囲気しか伝わらない。英語もダメだった・・・。「このホテルに行きたかったんだけど」とホテル名を見せたら「10分まっすぐ歩く」とかろうじて教えてくれた。おいおい。でも、地図を広げてぎゃーぎゃー言っていたら、通りすがりのおじさんが日本語で親切に教えてくれて、町の人のほうが親切。ホテルまでの途中、相棒が行きたがった伝統芸能の劇場に予約を入れた。8時から原住民の踊りと、京劇。これは一人880元。お値段高めだけど、舞台傍から見る京劇はとても面白かった。その後1㌔くらい歩いて、名物の麺を食べに出かけた。夜10時を過ぎた勝手の分からない町を歩くのはちょっぴり不安だった。でも、コンビニでも、劇場でも台湾の人はみんな親切で、はにかみながらも日本語で受け答えをしたりしてくれる。なんだかありがたい。あ、そうそう。お店ではスーパーのバッグは全て有料で袋が必要だと1元必要になるよ。環境を考えてのことだね。

龍山寺と夜市

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20050905-SANY0798_N20050905-a20050904台北2日目は町の西部?(最寄駅名が西門駅だったし・・)に向かった。MRTという地下鉄1日件を利用した。50元のデポジットを含めて一人200元。ここで台北名物となっているパパイヤミルクを飲む。レギュラーサイズでも日本のスタバでいうところのトールサイズ。それだけ汗かくしね。西門町は若者で大変にぎわっていて、感覚的には新宿って感じかな。アルタ前的広場もあったし。少し離れた所にある龍山寺は、有名なお寺さんで、信心する人も多いらしく日曜日の今日は参拝する人でごった返しだった。しかもみんなが真剣で、長いお香やろうそく手にを持って独特な作法で拝んでいた。本当はご本尊を見たりしたかったんだけど、その圧倒的な信仰心に負け、観光で来ている自分達がちょっと場違いな様に思えてそそくさと退散した。お寺の装飾は三国志をテーマにしたものが多いらしいんだけどじっくり見られず、残念!!お昼は再びMRTに乗り少し移動し牛肉麺を食べた。地元の人でごった返したその店は日本語は殆ど通じず、オーダーに苦慮。というのも食べようと思っていた辛い麺は「さっきオワッタよ~」と言われてしまったから、他のものを考えていなかったのでオロオロしながら適当にメニューを指差し「酸菜なんちゃら麺」というものをオーダー。周りのお客さんが笑っていた。到着したらキャベツの漬物と豚肉を炒めたものが乗っていた。80元。高菜っぽい味で美味しかった。
それにしてもムシムシと暑い。歩き詰めで疲れたのでホテルに戻って昼寝。夜の8時過ぎに士林夜市までMRTを使い移動。ここは以前来た時にも寄ったところ。でもその時は勝手や事情が分らなかったので、半分も楽しまなかったと思う。とにかく食べ物屋台が集中出店されているエリアで美味しそうなものを探した。一つ一つの屋台は料理の種類が絞られていて、調査の結果、ワンタンの店と天婦羅(卵と片栗粉を使ったオムレツみたい?)の店をチョイス。ワンタンは美味しかった~!!店によっては、臭豆腐や猪血を扱ったのもあり、その臭気と言ったら!!!!でも、5年前に来た時、我慢がならなかった、何かの香辛料の匂いが今回は全く平気。それもちょっと不思議・・・。

悲しい出来事

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20050905-SANY0890_mando20050905-step_neko點水樓で少しリッチな夕食を食べた帰り道、小さな仔猫が大通りの歩道を怯えながらウロウロしていた。声を掛けて道路の内側に呼び寄せようとしたんだけど、そのまま道路に飛び出してしまった。そして目の前で車に轢かれてしまった。あっという間で何もできなかった。うろたえる私を尻目に通りがかった台湾人女性が行き交う車の流れに向かって仔猫を保護しようと道路に出た。心配なので相棒が代わりにその仔猫を拾い上げて植え込みの上に置いた。まだ息があって苦しそうにしていた。もう一組仔猫を心配して止まってくれたバイクのカップルがいて、その人達が病院に搬送してくれることになった。みんな、猫が好きな人たちだった。でも、その猫はきっともうダメだろうと思った。それでも、それだけの人たちが心配して傍に来てくれたのはほんのちょっと有難かった。でもその仔猫の事を考えると気持ちが暗くなって、とても悲しい。灰色のサバトラの小さな仔猫だった。事故直後撫でていたらやわらかい可愛い顔をしていた。どうか無事でありますように。


今日は、台北から電車(国鉄?)で40分くらいのところにある九莉ス(チウフェン・九分)に向かった。海を見下ろす高台にあるこの町は、「非情城市」という映画の舞台にもなった所らしい。急な斜面に作られた町は、地元のティーンと思われる集団が沢山遊びに来ていた。行き方は台北駅→瑞芳(電車はいくつかあって、乗る種類によって値段が違う:行きは52元で鈍行、帰りは自強号という特急で80元:特急と言っても座席指定は無くて空いていれば座れる。最初はこれが分らなくて全席指定で当日券は立ち席かと思った!!)→バスで九莉ス。お洒落な雰囲気のこの町はこ洒落たお茶屋さんがあった。
大都市台北。日本よりもある意味車社会で、車の立場は人より強い。そんな中で生きていかなくてはいけない猫達。どうか事故なぞに遭わずに大きく成長して天寿を全うして欲しいと思った一日だった。

故宮博物館へ

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20050907-SANY1045_N20050907-SANY1070_Nr朝ゆっくりと起きて故宮博物館に向かった。朝ごはんは「温州ワンタン」(ワンタンは本当は漢字)で。この看板を掲げているお店は台北でもいくつかあった。食べたいなぁ、と思う店は大抵お昼からの営業で、なかなか朝食をとる店を探すのに苦労した。通勤時間帯にはあちこちに小さな屋台が出没して饅頭やらパンやらを売ってはいるんだけど、しっかり食べたいし・・とか思っていると偶然オープンしている店に飛び込む事になる。台北で食事して感じたんだけど、とっても薄味の仕上げになっているものが多い。今朝食べたワンタンメンも、ワンタンにはしっかり味がついているのだが、スープはしっかりとした海老の味がするものの、自分的には塩が足らない・・と思った。全体的にやさしい味のものが多く、それはデザート類にも言える。甘み控えめのあっさりしたものが多いのよ。


故宮は現在改修中で展示会場は2箇所だけ。とは言え4時間かけてじっくり見ました。途中、中国系団体バスが着いたらしく、客層が年配の方が多く、そのにぎやかなことと言ったら!今まで博物館で大声で話す人達を初めてみた気がした。それから、日本人観光客を引率している現地ガイドの方たちの説明もピンキリだなぁ~と思った。自分達は音声ガイドを借りて見物したんだけど、その値段がなんと入場料より高いのだ!入場料100元に対し、音声ガイドは150元なり。ちょっとぼりぼ~りだよね!そうそう、ボリボ~リと言えば西門という駅の近くにあった北京餃子の店。たぶん、そんなに高いわけではないのだろうけど、仕事が暇でしかたないらしく、ウェイトレスは私語の嵐。ろくにサービスも無いのにサービス料だけはしっかり取り、おまけに小皿(おつまみ程度ね)料理が一枚40元もした!!40元出せばしっかりした麺類が食べられる値段なのによ~!ということで、味は良いのに、二度と来ねーよっ!と台湾で初めて思った店でした。残念。

 

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台北的屋台deモーニング

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20050908-taipeimorning01日本に帰国。南国台湾はどこに行っても冷房が寒いくらいに効いていて、屋内に居るときは長袖でないと凍えてしまうくらい。成田空港第2ターミナルに降り立ったとき、屋内の冷房が(もう夜の9時だったから?)オフじゃないかと思うくらい効きが悪かったので、日本に帰って来たなぁ~と思った。


台湾最終日の今日は、チェックアウト時間(12:00)まで部屋でのんびり。毎度迷う朝食は、大通り沿いに出店している小さな屋台から買うことに決めて、通勤で足早に歩く地元民に紛れてみた。結果、蒸し餃子20元・線麺30元・もち米に辛い漬物?揚げパンを巻き寿司のように巻いたもの30元とデニッシュ生地みたいな薄い皮に薄く焼いた卵を巻いた物30元をチョイスした。ホテルに帰って食べたら、それぞれがとても美味しい!屋台の皆さんもとても親切で、某国のようにボッたりしないのヨ~。やっぱり値段表示をしているってことはポイントよね~。チェックアウト後はMRT(地下鉄)に乗っかって台北駅まで。駅員さんに空港までのバスターミナルの場所を聞いたら、9番出口ですよ、と教えてくれた。それで、順調に中正機場(120元)まで・・と思っていたらターミナルを間違えた。バスターミナルにちゃんとターミナル1って書いてあったのに、実は2(日本方面)でした。。。一時は台風の影響でどうなることか、と思ったけれど、飛行機はなんてことは無く、無事成田に到着した。着陸30分前くらいから、ガタガタと少し揺れただけだった。それにしても、帰路に使用したリムジンバス、新宿駅まで大人2人6000円です、と言われた瞬間、「たっけー!」と叫んでしまってちょっと恥ずかしかったです。
 
家のドアを開けたら一目散にさぶろくが出迎えて私にキスをしてくれた。あぁ、なんて可愛いのか!最後まで姿を現さなかったのは、今日はトンカでした。

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