タックスと黒兄弟

お千代かーちゃんが産んだ3匹の子猫たちのうち、1匹は行方不明になった。しばらくしたのち、ご近所さんがタックスと黒ちゃんを捕獲して家猫にしてくれた。あれから6年がたった。
昨夜、ホットヨガの帰り道、ご近所さんの保護猫部屋に素敵なシルエットが見えた。
車の中から目を凝らすと、タックス君が窓辺から外を眺めていた。急いで我が家に車を止めて、走ってご近所さんの家へ戻る。22時過ぎているから、不審者みたいだけど、道沿いに面した窓から、タックスが良く見える。
よくよく見れば、隣には黒ちゃんがたたずんでいた。暗闇の黒猫は「セクスィーだねぇ」とか独り言を言いつつ「タックス、黒ちゃん」と声をかけた。2匹とも不思議そうにこちらを見ていた。

2匹とも、とてもハンサム君だった。姿を見ないクロッチとお千代さん。きっと元気でいることを祈って・・・。

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