猫飼いのさだめ

誰かを看取るとき、いつも心が震える。
止まる心臓を、消えゆく命を体に感じる。そのたびに自分の体から血が引いていく感覚になる。
怖いんだ。すごく怖い。引き止めたくても、もうどうにも出来ないんだから。
そして逃げ出したい気持ちでいっぱいになる。
でも、逃げちゃダメ、そばにいてあげなくちゃダメ、と思う。自分の愛した子を最後まで看取るんだ。この行為が何の意味を成さなくても、傍にいなくては・・。

….
今の部署、10年目になる。それが突然「異動」の内示。7月から新部署に移る。
女子だけの居心地の良い部屋ともお別れ。髪ボーボー、白髪目立ちすぎ、泣きはらした目でも、みんなわかってくれた部署から、全くの未知(とは大げさか!?)の世界へと足を踏み入れる。
身なりだけは小奇麗に、気持ちだけはリフレッシュして、ということで、午前中に散髪&毛染め(3か月ぶりだよ!)、午後にオイルマッサージで疲れを取りに行ってきた!これで少しは気分を変えられるかな。

こならの死は、何かしらの変化の前触れなのかな?

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