トンカの旅立ち

本日、19時5分。私と相棒と娘の帰りを待って、ひと呼吸ついた瞬間に、旅立った。
17歳と(たぶん)6か月でした。
思えば私が気ままなアメリカ一人旅をした2002年8月、当時相方がお手伝いをしていた河原の猫たちの中にいた2匹の姉弟猫と、ガチャ三毛の3匹を保護したんだっけ。
ガチャ三毛のこねちゃんは、3年くらいで早世してしまったけれど、姉弟猫の「ミネ」「トンカ」はずっと元気だった。

ここ数か月、だんだんと食欲も落ちてきたトンカ。
毎晩一緒に寝ていたね。幸せだったよね。
10月31日の朝まではね。朝起きた私がよろけて、トンカのことを踏んじゃったんだよね。
医者には連れて行って、その後復活したけど、2階には来れなくなっちゃったよね。
最後の2日は居間に寝袋を持ってきて添い寝したね。
朝起きた時、寝袋の上に乗って寝てくれてたね。
ずっと一緒に寝たかったんだね。

若い時はスプレーばかりして、「トンカス」とか「チッチ大魔王」って呼んでたけど、ここ数年はちゃんとトイレで出来てたよね。
寝たきり状態になって、おもらししても、少しも嫌じゃなかったよ。むしろ昔のトンカを思い出して懐かしくて笑っちゃったよ。

今朝、朝日を浴びに抱っこして外に出た時、目がキラキラしてたね。
そのキラキラした目で、ジッと私を見つめてくれたね。

トンカ。
トンカ。
楽しい思い出、沢山ありがとう。踏んじゃったときも声一つ上げなかったよね。
痛いともいわず、怒りもせず、やさしかったよね。ごめんね。本当は痛かったでしょ?ごめんよ、トンカ。

ミネちゃんはまだまだ元気だから、トンカの分も長生きしてもらうからね。

バイバイ、トンカ。またね。