ごめんね

さぶとこな

ベビの部屋は猫禁制の和室。
当然、私はその部屋にこもってベビの世話をすることになる。
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夜中に、ごそごそと起きて授乳などをしていると、さぶろくが、か細い声で「開けて、ねぇ、ここを開けて」と鳴く。
くじらも、私が起きて廊下に出ると、どこからともなく走って近づいてきては「一緒に寝ようよ・・」と誘う。

それら全てに目をつぶって、「今はそれが出来ないんだよ・・・」と撫でながらなだめている。
そりゃそうだよね。ベビがやって来るまではずーっと私と一緒に寝ていた子達だもの。それをかなえてあげられない今、結構つらい思いをしている。

だから、ベビが寝ている間には、寂しがり屋の猫たちに思う存分寄り添うようにしている。