おばんどす~

20051023-kyoto12danya大井川と天竜川を超え、天下分け目の関ヶ原を通過し、京都にやってきた。出張旅費、赤字覚悟の「のぞみ」利用で新横浜から新幹線。のぞみは早いね。たった2時間3分であっという間に到着。停車駅は名古屋のみだもの。仕事での京都入りなんだけど、せっかくだから1泊余計に泊まってから帰ることにした。時間的に観光は難しそうなので、せめて美味しいものをいただこうと、ガイドブックを購入し眺めているうちに、出張なんてどうでも良くなってきた。オホホホ。


今回のお宿は二条城のすぐ近く。拝観したかったけど、到着時刻は既に終了時間を過ぎてしまった。残念だわぁ。ま、しかたない。この宿は室内高速LAN完備だったので決定。パソコンも持参した。旅行の時に必ずネットが利用できる所を第一優先に設定する相棒を、いつも「うざってー」と思っていたが、なんだ結局自分も同じか・・と笑ってしまった。で、お一人様で丸太町十二段家で、みずなコース1890円のお茶漬けを頂いた。一緒に出されるだし巻き卵のおいひいこと!玉子焼き好きの相棒に食べさせたい一品でした。

〆は嫌味で

20050923-saipan01インターネットの事で、さんざっぱらフロントで交渉したので、チェックアウト後に私達の姿を見つけた日本人係が「ご迷惑をかけました」と申し訳なさそうに言ってくれた。昨夜からはほぼ順調に使えたので「こちらこそ有難うございました」と伝えた。その後「この度は私どもの都合によりジュニアスィートにお泊りいただきましたが、何か問題はありませんでしたか?」と付け加えた。そう来たか~。フロント係りもなかなかやりますね。ホテルにチェックインしたとき、「あの値段でこの部屋は凄いね~。何か変だよね~」と相棒と仰天していたが、やっぱり予定よりもいい部屋だったんだ。と納得。宿泊の際のアンケートにも「部屋は最高」と書いたけれど、当然だったのか。最初に言ってくれよって感じでした。思えば、グアムに行った時も同じ第一ホテルで、そのときは二度と止まりたくない、と思ったほどだった。それを覆すほどサイパンのホテルはゴージャスでリゾート気分たっぷりだった。最後に落ちがついたにゃ。


サイパンの国際空港は全てマニュアル。荷物検査も、検査する道具が無い?スーツケースを一つ一つ開けて、係りがのんびり検査。本当かよって感じ。出発する便なんて大していないのに、チェックインカウンターは長蛇の列。恐らく全てが同じ飛行機に乗る仲間だと思うんだけど。。。
サイパンは買い物とリゾートがお好きな人にはいいかも。青い海と青い空。照りつける太陽。こんがり日焼け。ゴルフ、スクーバ、免税店。たまに行くにはいい場所かもね。

無理なものは無理!

20050921-4-120050921-4-2朝、起きてもまだネットが落ちていた。痺れを切らし、フロントに。頼りの日本人係はオフだとさ。「電話会社の責任」みたいなことと、ホテル周辺エリア(ガラパン)全てが使えないと言う。周辺のネットカフェを紹介してくれたが、ちょっと待て。「これはホテル側の落ち度」では無いの?無線LANでどこからでも使えるって紹介しているのに。確かに予測出来ないことかも知れないけれど、フロントの対応のまずさに私も思いっきりクレームした。それで英語使いまくり。怒ってもしかたないので、言いたい事を全部言って本日の目的「自転車で山越え」を遂行すべくレンタル自転車屋”EZ rider(日本人経営)”へ。自転車は半日12㌦、1日18㌦。そこはネットカフェでもあるので「ネットって使えてますか?」と聞くと「もちろん」と言う。フロントの「エリア全体が使えない」と言うのはやっぱりガセ情報だったか、、とガックリ来た。ま、嫌な事は忘れてサイクリング。なかなか調子よく滑りだしたが、目的地のお菓子屋さんは山の向こう側。山に向かう坂を上り始めて半分で私がギブアップ。兎に角暑いので体が付いていけなかった。諦めてSAIPAN ZOOへ。このZooは・・・。動物園では無いので期待しないほうがいい。いるのは鳥・豚。アヒル。メインはフルーツバット?狭いけれど一人10㌦します。入園料が動物達のために使われますように・・と心でお祈りしました。次に、ビーチ沿いの道をサイクリングしておよそ10km先にある町「ススペ」に、郵便局を探しに出かけた。ホテルでは切手を売っておらず、フロントが「あなた様に代わってお出しします」と言う。でも、そういうの好きじゃないのね。自分でやりたいのよ。ということで郵便局。アメリカに行ったときも思ったけれど、日本ほど郵便局があちこちに無いのよ。探すのに右往左往。観光マップに示された目印を頼りにようやく到着。窓口にいた親切で適切な対応のおじさんに何だか救われた気持ちになった。
サイパンは野良犬が多い。車の往来も多く、運転は荒い。足の不自由な犬、満足に食べられていないような犬。見ていて不憫だった。ススペのとあるスーパーに向かって、体を引きつらせながら一生懸命歩いている老犬を見たときは悲しかった。せめてもの救いは、広い道路を行き交う車が全て止まってくれたこと。

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バイクレンタル

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トニというオウムを飼っているAsian Scooterという店でバイクをレンタル。今日はそれでバンザイクリフとスーサイドクリフなどを回った。サイパンはさんご礁に囲まれた遠浅のビーチのイメージが強いのだけれど、バンザイクリフは違った。上から覗き込むと群青色の海がただただ眼下に広がっていた。余りの青の美しさにクリフの高さがどれくらいか、ということと、昔ここで何があったか、を忘れてしまいそうになった。そして、スーサイドクリフを訪れて、崖の高さに眩暈がした。追い詰められて死を選んだその心境を思い、涙を抑えられなかった。豊かな時代と、戦後の教育を受けた自分にとったら、たとえ「生き恥」をさらしてでも生きていてくれたら・・。と思わざるを得なかった。スーサイドクリフの崖下には、いくつもの小さな墓があって、そのそれぞれが昭和19年6月あるいは7月の日付だった。心から合掌。
バイクはとても快適。途中ビーチに寄ってシュノーケリングも楽しんだ。穴場ビーチなので、地元の家族1組の他には誰もいなかった。


今朝も朝からネットが使用できなかった。部屋からアクセスが出来るという理由でこのホテルを選んだのに・・。これが数日間日記を更新できなかった理由。(自宅ルーターは、相棒パパとの連携プレーで何とか復活出来た。)このことに関してはフロントに何度確認しても、人によって言う事がさまざま。一番信頼できそうな日本人係が原因に関しては教えてくれたが、復旧は見込みが立たないと言う。結局この日もまるまる全日ネットが使えなかった。

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NO!という日本人

20050921-2-120050921-2-2宿泊先のホテル前のビーチがしょぼい(実際は少し歩くと素敵な白い砂浜ビーチがあった!)と相棒が言うので、バスに乗ってニッコーサイパンまで出かけることになった。シュノーケリングが主な目的なので出発前にお買い物。ホテル前の雑貨屋は怪しさ満載。値札は全くつけておらず全部言い値。日本人がターゲットらしく変な日本語でまくし立てる。「ソレ20ッドルね~」「イクラだたら買うね?」こんな調子。ほんの少し向こうにある店に入ったら同じようなものが7ドルで売ってたよ。少し色があせてたり、中から虫の死骸が出てきたりするのはご愛嬌で。でも結局、きちんとしたものはABCストアとかジョーテンショッピングセンターで物色するのが良し。ガイドブックには、10㌦で滞在期間中乗り放題になるバスカードが買えると書いてあったけれど、実際には12㌦になる、といわれた。いくつかのホテルでは個人旅行者に対しても10㌦で売ってくれるようだが、第一ホテルツアーディスクでは12㌦だった。ツアー客だとこのカードは代金に含まれているようだ。なかなか難しい。滞在中、そう沢山はバスに乗らないだろうと思い1日乗車券(3ドル)を購入した。いざニッコーサイパン周辺のPAUPAUビーチへ!ま、ここもホテル周辺。遊泳エリアは狭かった。でも繁華街が周辺に無いので海は格段にきれいだった。ようやくシュノーケリングを楽しんだ。足ヒレを付けて泳ぐとうそみたいに進む。とにかく黒いナマコが沢山居て足を付く場所を探すのに苦労した。女の子が「こんな海絶対に嫌や!サンダル持ってくる!」と叫んでいた。おいおい、サンダル履いたらナマコを踏むのか!と突っ込みたくなった。


夕飯はホテル近くのTaste of Indiaでカレーとタンドリーチキン。オーダーしすぎで朝食用にお持ち帰りした。この後ホテルに帰ってちょっとしたら、大事件発生。自宅のルーターが暴走してネットに接続できなくなった事が判明し、その後、ホテルの無線LANも落っこちた。この後まるまる48時間もネット難民になるとは、予想してはいなかっただよ~!

準備・・不足

明日から南国に遁走だというのに、何の準備もしていない。大丈。夫かしらん?ようやく夜7時を過ぎてから、犬を預けに出かけたり、荷物をまとめたりした。ま、あちらの国には何でもあるから、足りないものは買えばいいし、たった5日間なので我慢すればいいしね。それにしても台湾と比べても、食事にあんまり魅力が無いのよね。ビーチと買い物と「バンザイクリフ」までサイクリングが今回の目標。泳ぐのとショッピングは楽勝だけれど、サイクリングはどうかな?


我が家の裏にある家は教育ママっぽい。まだ小学校に行っていないような男の子にガミガミ、ガミガミ勉強をおしえている。いつも怒鳴り声。私からすれば「あんたの教え方がヘタクソすぎんのや~!」ってとこ?「なぁんでぇわからないのぉ~」ってそれじゃ、萎縮してしまうよね。それが開け放した窓からまる聞こえ。聞いてて嫌になるくらい、本当に教えるコツが分かってないよ。

ギルの具合

20050908-taiwankanban昨夜寝たのが3時くらい。きっかり6時間睡眠で起床。お昼ちょっと前に職場に土産を届け、その足で預けていた犬を引き取りに行ってきた。3匹とも変わりないのだけれど、ギルだけちょっと元気が無い。かなりムセてしまっている。台風の風にあおられでもしたのかしら?念のため先生の所に。聴診器を当てた先生の姿を見るや否や、ナッキーが威嚇した(笑)。ギルはかなり心雑音がするらしい。咳き込むのはそれに起因しているとのこと。とりあえずその場ではそんなに酷くは無いので薬も無く診察だけだった。しかし、夜になって咳を10分おきにしている。これは心配。明日もそうならもう一度医者に行ってこよう。


夕方買い物に。夕飯は肉類を避け、いわしツミレのみそ汁に納豆とほうれん草のおひたし。はぁ~、あっさりと和風。おいしいわぁ。
写真は、台北から九莉スへ日帰り旅行に行ったときのもの。駅の鉄道警察?の前にあった不思議なインデントを駆使した案内メモ。この説明じゃ絶対わかんないよ。日本語なのはありがたいけれど地図付けてくれたほうがいいかな~。「道の向こうにバス停がある」。のは分かったが、道の向こうって何だろ?これは通りの駅側では無く、通りを渡った側のバス停ですよ、ってことだったらしい。あやうく反対方向のバスに乗るところだったぜ!

台北的屋台deモーニング

20050908-taipeimorning01日本に帰国。南国台湾はどこに行っても冷房が寒いくらいに効いていて、屋内に居るときは長袖でないと凍えてしまうくらい。成田空港第2ターミナルに降り立ったとき、屋内の冷房が(もう夜の9時だったから?)オフじゃないかと思うくらい効きが悪かったので、日本に帰って来たなぁ~と思った。


台湾最終日の今日は、チェックアウト時間(12:00)まで部屋でのんびり。毎度迷う朝食は、大通り沿いに出店している小さな屋台から買うことに決めて、通勤で足早に歩く地元民に紛れてみた。結果、蒸し餃子20元・線麺30元・もち米に辛い漬物?揚げパンを巻き寿司のように巻いたもの30元とデニッシュ生地みたいな薄い皮に薄く焼いた卵を巻いた物30元をチョイスした。ホテルに帰って食べたら、それぞれがとても美味しい!屋台の皆さんもとても親切で、某国のようにボッたりしないのヨ~。やっぱり値段表示をしているってことはポイントよね~。チェックアウト後はMRT(地下鉄)に乗っかって台北駅まで。駅員さんに空港までのバスターミナルの場所を聞いたら、9番出口ですよ、と教えてくれた。それで、順調に中正機場(120元)まで・・と思っていたらターミナルを間違えた。バスターミナルにちゃんとターミナル1って書いてあったのに、実は2(日本方面)でした。。。一時は台風の影響でどうなることか、と思ったけれど、飛行機はなんてことは無く、無事成田に到着した。着陸30分前くらいから、ガタガタと少し揺れただけだった。それにしても、帰路に使用したリムジンバス、新宿駅まで大人2人6000円です、と言われた瞬間、「たっけー!」と叫んでしまってちょっと恥ずかしかったです。
 
家のドアを開けたら一目散にさぶろくが出迎えて私にキスをしてくれた。あぁ、なんて可愛いのか!最後まで姿を現さなかったのは、今日はトンカでした。

故宮博物館へ

20050907-SANY1045_N20050907-SANY1070_Nr朝ゆっくりと起きて故宮博物館に向かった。朝ごはんは「温州ワンタン」(ワンタンは本当は漢字)で。この看板を掲げているお店は台北でもいくつかあった。食べたいなぁ、と思う店は大抵お昼からの営業で、なかなか朝食をとる店を探すのに苦労した。通勤時間帯にはあちこちに小さな屋台が出没して饅頭やらパンやらを売ってはいるんだけど、しっかり食べたいし・・とか思っていると偶然オープンしている店に飛び込む事になる。台北で食事して感じたんだけど、とっても薄味の仕上げになっているものが多い。今朝食べたワンタンメンも、ワンタンにはしっかり味がついているのだが、スープはしっかりとした海老の味がするものの、自分的には塩が足らない・・と思った。全体的にやさしい味のものが多く、それはデザート類にも言える。甘み控えめのあっさりしたものが多いのよ。


故宮は現在改修中で展示会場は2箇所だけ。とは言え4時間かけてじっくり見ました。途中、中国系団体バスが着いたらしく、客層が年配の方が多く、そのにぎやかなことと言ったら!今まで博物館で大声で話す人達を初めてみた気がした。それから、日本人観光客を引率している現地ガイドの方たちの説明もピンキリだなぁ~と思った。自分達は音声ガイドを借りて見物したんだけど、その値段がなんと入場料より高いのだ!入場料100元に対し、音声ガイドは150元なり。ちょっとぼりぼ~りだよね!そうそう、ボリボ~リと言えば西門という駅の近くにあった北京餃子の店。たぶん、そんなに高いわけではないのだろうけど、仕事が暇でしかたないらしく、ウェイトレスは私語の嵐。ろくにサービスも無いのにサービス料だけはしっかり取り、おまけに小皿(おつまみ程度ね)料理が一枚40元もした!!40元出せばしっかりした麺類が食べられる値段なのによ~!ということで、味は良いのに、二度と来ねーよっ!と台湾で初めて思った店でした。残念。

龍山寺と夜市

20050905-SANY0798_N20050905-a20050904台北2日目は町の西部?(最寄駅名が西門駅だったし・・)に向かった。MRTという地下鉄1日件を利用した。50元のデポジットを含めて一人200元。ここで台北名物となっているパパイヤミルクを飲む。レギュラーサイズでも日本のスタバでいうところのトールサイズ。それだけ汗かくしね。西門町は若者で大変にぎわっていて、感覚的には新宿って感じかな。アルタ前的広場もあったし。少し離れた所にある龍山寺は、有名なお寺さんで、信心する人も多いらしく日曜日の今日は参拝する人でごった返しだった。しかもみんなが真剣で、長いお香やろうそく手にを持って独特な作法で拝んでいた。本当はご本尊を見たりしたかったんだけど、その圧倒的な信仰心に負け、観光で来ている自分達がちょっと場違いな様に思えてそそくさと退散した。お寺の装飾は三国志をテーマにしたものが多いらしいんだけどじっくり見られず、残念!!お昼は再びMRTに乗り少し移動し牛肉麺を食べた。地元の人でごった返したその店は日本語は殆ど通じず、オーダーに苦慮。というのも食べようと思っていた辛い麺は「さっきオワッタよ~」と言われてしまったから、他のものを考えていなかったのでオロオロしながら適当にメニューを指差し「酸菜なんちゃら麺」というものをオーダー。周りのお客さんが笑っていた。到着したらキャベツの漬物と豚肉を炒めたものが乗っていた。80元。高菜っぽい味で美味しかった。
それにしてもムシムシと暑い。歩き詰めで疲れたのでホテルに戻って昼寝。夜の8時過ぎに士林夜市までMRTを使い移動。ここは以前来た時にも寄ったところ。でもその時は勝手や事情が分らなかったので、半分も楽しまなかったと思う。とにかく食べ物屋台が集中出店されているエリアで美味しそうなものを探した。一つ一つの屋台は料理の種類が絞られていて、調査の結果、ワンタンの店と天婦羅(卵と片栗粉を使ったオムレツみたい?)の店をチョイス。ワンタンは美味しかった~!!店によっては、臭豆腐や猪血を扱ったのもあり、その臭気と言ったら!!!!でも、5年前に来た時、我慢がならなかった、何かの香辛料の匂いが今回は全く平気。それもちょっと不思議・・・。

台北到着

20050904-SANY075020050904-SANY0761朝早くおきて、9時頃のバスで駅まで。順調な滑り出しでトントンと成田空港まで到着。出発までの待ち時間がとても長かった。中華航空は80%くらいの乗車率で満員では無かった。事故率が他の航空会社よりも高いので(しかも致命的なのが・・)心配だったけれどとてもスムーズに台北の中正空港に到着した。機内サービスも良かったよ。空港からエアポートバスで台北市内まで。このバス、一人100元(日本円換算は×3.5)と安いけれど、運転手のサービスが最低。混雑してなかったからか、あらかじめ渡されたルートとは違うところを走り、車内アナウンスも一切無し。バス停にも殆ど立ち寄らず、市街地真ん中で止まって「降りろ~」と言う。しかも中国語のみで雰囲気しか伝わらない。英語もダメだった・・・。「このホテルに行きたかったんだけど」とホテル名を見せたら「10分まっすぐ歩く」とかろうじて教えてくれた。おいおい。でも、地図を広げてぎゃーぎゃー言っていたら、通りすがりのおじさんが日本語で親切に教えてくれて、町の人のほうが親切。ホテルまでの途中、相棒が行きたがった伝統芸能の劇場に予約を入れた。8時から原住民の踊りと、京劇。これは一人880元。お値段高めだけど、舞台傍から見る京劇はとても面白かった。その後1㌔くらい歩いて、名物の麺を食べに出かけた。夜10時を過ぎた勝手の分からない町を歩くのはちょっぴり不安だった。でも、コンビニでも、劇場でも台湾の人はみんな親切で、はにかみながらも日本語で受け答えをしたりしてくれる。なんだかありがたい。あ、そうそう。お店ではスーパーのバッグは全て有料で袋が必要だと1元必要になるよ。環境を考えてのことだね。

チープな表現ですが・・

都心めぐりを止めて、前から気になっていた「石老山・・セキロウザン」をサクッとハイキングする事にした。今日も雲は殆どなく、スッキリと澄み渡った秋の空だった。石老山登山道入口(12:30)に車を止めていざ出発。里山ののどかな雰囲気を楽しみながら山道を登る。ルートはだいたいこんな感じ。相模湖病院→顕鏡寺→融合平→石老山→大明神展望台→ねん(鼠?)坂→登山道入口に戻る(16:45)急ぐ旅でも無いので、色々考えながらのんびり歩いた。


相模湖病院から顕鏡寺までの道のりは15分~30分ほど。この山自体がかなりの水をたたえているのか、登山道にまで清流が流れ落ちてきていた。周りを奇岩に囲まれ、苔むした道を歩く感じで、山に一歩入っただけなのに気持ちがだいぶ落ち着いてきた。サスケやラクが亡くなった去年は富士山に登った。今回は標高こそ693mと低いけれど、この一山を越えてふでぼんの冥福を祈ろう、と思った。山の木々の間を歩きながら、辛い気持ちや悲しい気持ちがだんだんと自分で理解できるようになってくる・・。上り坂の苦しさを感じながら亡くなった者たちの辛さを思ってみたりする。全くいい表現じゃ無いかもしれないけれど、自分にとって山には”癒し”があるような感じがする。山はやっぱり神聖なものかもしれない。あ、もちろんマイナスイオン効果もあるかもね。

話し変って、帰りに入ったお土産やさんで、初老のおばさんが万引きするのを見てしまった。お店のヒトは気が付いていないようだった。私はレジの最中で、後でオバちゃんに「ミタゾ~」って言おうかどうか考えていたんだけれど、自分が外に出たときにはもうそのオバちゃんの姿は分からなかった。おばちゃん、他のものはちゃんと買っていたのに・・。なんで栗饅頭だけ盗んだの?窃盗は常習になっちゃうから、ダメだよ、、と少し悲しくなってしまった。

3日目・アルペンルート

宇奈月から富山へ行き、富山駅ビル内で10月頃までしか食せない「しろえび」の天丼をいただく。¥630.うんま~。
土曜日。アルペンルートは観光客で殺気立っていた。旅行はシーズンオフ、をモットーにしていたので、こんなトップシーズンに観光地に来るのは珍しい。トロリーバスに乗るにも、ケーブルカーに乗るにも、整理券やら券の引き換えやらでとにかく順番待ちを強いられる。心と時間に余裕の無いヒトや、昔からヒトに譲る気持ちのないヒト、はなっからマイペースのヒトやら色々で、(ただし焦っている人達の比率が多い・・)どっと疲れる。バスの出発時刻ぎりぎりに走りこんできて「混んでるじゃーん、私に知らないヒトの隣に座れっていうの?そんな事絶対にイヤ!」と叫ぶアホ高校生風の茶髪の子。それに何も注意しない親、とか。見ていて滑稽ってか、疲れるよ。その他順番に並んでいるのに後ろからどついてくる「プッシングおやじ」などなど。ヒトが沢山いるとおもろいわぁ~(うそ)。午前中は晴れていたけれど、午後から曇り。のち時々雨。雨は残念だったけれど、切り立つ立山連峰が、まるで墨絵のように幻想的でウットリしてしまいました。今日の残念賞は、紅葉真っ盛りで目にも鮮やかな阿弥ヶ原を通過してしまったこと。アルペンルート越えをした今、今度は阿弥ヶ原に一泊してその周辺を散策してみたいです。写真は山に行くにはちゃんと装備を!との忠告(サンキューBUNちゃま)を受けて、自分なりに装着しました。あ、荷物は富山県側から回送(¥1200・便利!)してしてもらっちゃったので無しなんですが・・。

2日目

日記を書くのが面倒になってサボりまくりの昨今です。初日は、宇奈月温泉で食した超おいしい釜飯にビールがぴったりですぐにホロ酔い気分になり、そのまま爆睡。「日記更新しなよ」という相棒の声が天の声に聞こえたけれど「うるさい~、眠い~」とホッタラカシタ。反省。
で、車の旅に慣れていたけれど、色々考えて東京駅から越後湯沢を経由して北北線にて魚津→富山電鉄・新魚津→宇奈月へ。台風を心配したけれど新潟を越えた頃から晴れてきた。日本海は荒れていた。見慣れない北陸の風景を楽しみながら目的地まで。山々が深くなってきたところで再び霧雨になった。うなづきに着いてトロッコ電車の様子(ここは事前に予約しないと乗れないよ~!)を見に行ったら雨合羽をきた中高年の方たちが寒そうにしながら乗っていた。雨だと可哀想・・。宇奈月温泉はトロッコ電車の途中駅「黒薙」というところに源泉があるとのこと。お湯は無色透明。硫黄臭の好きな自分にとっては少し物足りない。でも、温泉街は静かでひなびていて、何しろ「お米」が美味しかった。水もおいしいからね~。
2日目のメインはトロッコ電車。ピーカンで雲ひとつ無い良い天気。運良く1号車の一番前に座れてコトコトゆられて欅平まで。片道およそ1時間半。寒くて眠くなった。楽しみにしていた人食い岩と猿飛び峡は自然災害や歩道の補強のためにどちらも通行止め。したがって散策は駅周辺のみ。とてもガッカリした。宇奈月温泉商店街にあるラーメン屋でお昼を食べて、お店のヒトが是非と進めてくれた「足湯」を楽しんで、富山に移動した。

初日

宇奈月温泉に到着!
眠いから日記は明日書きます。

浅間牧場

ペンション近くの浅間牧場へ出かけることにした。朝方はあいにく小雨模様だったので、出発は遅めの11時過ぎ。浅間牧場で濃厚なソフトクリームを堪能した後、牧場の地図を確認して、駐車場から約2㎞ほどにある天丸山という所に行くことにした。多少のアップダウンがあるので片道1時間強かかると思い、まず昼ごはん。今日は古瀧亭?にて蕎麦をいただいた。敷地のなかに清流と瀧があって、店内のバルコニーの席から、それらを眺めながらお蕎麦を堪能できる。料金は観光地価格で、割高感があるかな~。ま、雰囲気はとても良かった。ちなみに庭の散策は有料で出来るみたい。


浅間牧場のハイキングコースはかなりきれいに整備されていて快適。天丸山までの道のりにも、途中とてもきれいなトイレがあって驚いた。私の体調が完璧ではなかったので、天丸山・山頂までで引き返すことになったけれど、時間と余力があればそのまま白糸の滝までのコースがある。こちらは駐車場から6㎞というロングコースなので、覚悟をしていかないと駄目だね~。でも近いうちに試したいなぁ。。天丸山そのものはそれほど高くない丘のような感じだけど、トップは360度視界が開けて、浅間山・四阿山(あずまやまと読む)・本白根山などがグルリと見渡せる。高原の花も咲いていて心が和みました。浅間牧場の内部は緑も目に美しく、のんびりした雰囲気。なんだか住みたくなってしまった。夜なんてきっと満点の星が楽しめるよ。
さて、今日の晩御飯のメインは子羊のローストだった。羊の肉には独特のクセがあるけれど、それがソースと良くあっていて美味しかった。でも、牧場で羊さんを見た後だったので、ちょっと罪の意識かな~。

a Taste of 火山灰

今日から2泊の予定で北軽井沢(群馬県)。浅間山は写真のとおり。不謹慎かもしれないけれど、噴煙をたなびかせるその姿はとても雄大で優美。美しさにしばし見とれてしまった。今日も小規模ながら噴火をしていると、午後6時の村の防災無線が教えてくれた。とはいえここ北軽では、噴煙の影響は全く無く空気も澄んで高原の風が心地よい。ひどかったのは軽井沢のアウトレットモールの地域(長野県側)。上信越道の軽井沢インターを降りたところから、何か雰囲気が変なの。トラックも乗用車も白い排ガスを上げながら走ってるのよ。しばらくして、それが道路に落ちた火山灰だと気がついた。そして、寒さ対策用の長袖を持参し忘れた相棒のためにアウトレットの駐車場に降りたとき、生まれて初めて火山灰を体験した。目で見えるくらいの白い粒で口に入るとジャリっとして、目に入るとかなり痛い。コンタクトのヒトは要注意です。さらさら振る粉雪のようだけれど、地元のヒトが、「雨がふると固まっちゃうから大変だよ」と教えてくれた。


国道146号線も鬼押しハイウェイとの分岐のあたりで、火山灰は皆無になり、視界がクリアになりました。で、もう数は数えていないけれど、私たちにとってはお馴染のペンションレアールに到着。オーナーさんも変わりなくお元気そうで何より。看板犬のテツはちょっとおとなしかったかな?写真は今日の前菜のフォアグラのナントカ・・。美味しかった。2匹の犬とは今日はほんの少ししか遊んでいないので、明日一緒にどこかロングな散歩に出かけるとしよう。。

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